「小児科や耳鼻科では、手術の時に着る服を着させて頂いたり、患者さんを診察しているところを少しだけ見させてもらいました。これらは普通、病院に行ってもできない貴重な体験で、医者のみなさんから見た病院が、私たちも見ることができました。皮膚科では、あまり馴染みのない部屋や、初めて見るレーザーの機械などについても詳しく知ることができ、楽しい時間でした。インタビューにお答えいただきありがとうございました!」と話した生徒もいた。

かえつ有明中学校担当教諭、小林氏のコメントを紹介

また、かえつ有明中学校担当教諭である、かえつ有明中・高等学校中学1年主任の小林公氏は、「本校独自の教育プログラムILP(集中学習プログラム)に先駆け、本校近隣の企業様のご協力を経て実施することができました。生徒たちがキャリアを選択する際に、その選択肢を増やしてほしいという思いがあり、『様々な職業を知る』ということが目的の1つにあります。また、社会で活躍する大人たちがどのような経緯でどのような想いで働いているのかを知り、それを『自分だったら…』と置き換えることができるように『大人がわくわくする瞬間を知る』ということももう1つの目的として設定しました。生徒のレポートからもわかるように、実際には体験することができない現場を目の当たりにし、生徒にとっては刺激以外の何物でもない瞬間が多くあったようです。また、クリニックの方々の働く想いに触れ、社会貢献の意識が強く芽生えたように感じます(後略)」と振り返った。

地域社会と連携しながら、次世代育成に貢献

「有明みんなクリニック×有明こどもクリニック」理事長の小暮裕之医師は、「私たちモルゲンロートは、『笑顔で安心して出産や子育てができる社会を創ること』をミッションに掲げています。今回の職場体験を通じて、生徒たちが医療現場で学んだことは、将来のキャリア形成にも役立つことでしょう。地域社会と連携しながら、次世代育成に貢献していくことは、私たちにとって非常に重要な使命です」とコメントしている。