ブリーチ後に黒染めしようと思っている人も多いでしょう。様々な事情があり、ブリーチをした後に黒染めをしなければならないということも多くあるものです。しかしブリーチ後に黒染めをしても何も問題はないのでしょうか。注意点などを中心に紹介していきたいと思います。
【はじめに】ブリーチ後に黒染めしたい
女性としては様々なヘアスタイルを楽しむのがオシャレの醍醐味のようなところがあります。ヘアスタイルによってその人のイメージはかなり変わるため、定期的にヘアスタイルを変更しているという人もいるでしょう。しかしヘアスタイルの変更をしたら、なかには失敗してしまうこともあるものです。
ヘアスタイルの変更をした際には、ブリーチをして髪の色を変えることも多いでしょう。大幅にイメージチェンジしたいのであれば、ヘアスタイルとともに、髪色を変えるものです。しかしヘアスタイルはしっくりきても、カラーがあまりしっくり来ないということもあります。
特にヘアスタイルの変更とともに、黒髪からブリーチして、明るい色に変更したという人は、自分の姿に違和感を覚えてしまうことがあります。やはり黒に戻したいという人もいるものです。
また、就職活動が始めるため、ブリーチして染めた髪色を黒染めしたいという人もいることでしょう。ただ、ブリーチ後に黒染めするのは、ただ単にヘアスタイルを変更するのとは勝手が違います。何も考えずに黒染めしようとすると、失敗してしまうことも多いのです。
ブリーチ後の黒染めの注意点を知ろう
ヘアスタイルの変更とともにブリーチをして、やはり黒に戻したいという人は、ブリーチ後に黒染めをする上での注意点をしっかり知っておく必要があります。
ヘアスタイルの変更ほど、ブリーチ後の黒染めというものは簡単にできるものではありません。ただ髪の色が変わるだけなのだから、美容院に行かなくてもセルフで簡単にできるだろうと考えている人も多いと思いますが、それは大きな勘違いと言えます。
ヘアスタイルを変更する時はしっかりと美容院に行くと思いますが、ブリーチ後の黒染めを行う際にも、しっかりと美容院に行くべきです。その理由や、それ以外の注意点をここから紹介していきますので、しっかりと読んでおきましょう。
ではさっそく紹介していきたいと思います。ブリーチ後に黒染めしようと思っている人は、これから紹介する注意点をしっかりと守るようにしましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点①】黒染めしにくい
ブリーチ後に黒染めを行う上での注意点としては、まず黒染めしにくいということを覚えておかなければなりません。
ブリーチは髪の毛に存在するメラニン色素を破壊する行為です。メラニン色素が破壊されることにより、色が抜け、髪の毛の色を明るくすることができるため、髪色を明るくする上では、ブリーチというものはメリットの大きい行為ということになります。
しかし髪の毛を黒染めする際には、このメラニン色素に対して、色をくっつけることになります。ブリーチ後だとメラニン色素がないため、なかなか色が残らないでしょう。その結果、ブリーチ後に黒染めをすると、色落ちしやすくなってしまうのです。
色落ちしやすいというだけで、黒染めできないということではないなら別に構わないと思うかもしれませんが、ブリーチ後の黒染めは、かなりの速度で色落ちしてしまいます。普通の色落ちとは比較にならないほど、早く色落ちしてしまうため、ブリーチ後の黒染めは難しいということになってしまうのです。
【ブリーチ後の黒染めの注意点②】セルフは不向き
ブリーチ後に黒染めを行うのは色落ちするため難しいという話は、あくまでセルフで行う場合の話です。
セルフで行うための市販されているカラーリング剤の場合、ブリーチ後の髪の毛にかなり付着しにくいです。そのため、数回シャンプーをしただけでもかなり色落ちしてしまいます。週に一度はカラーリングしなければならないような状態になるほど色落ちしてしまうため、正直セルフで行うのは難しいでしょう。
セルフで行う場合、なんとか色落ちしないように、何度も重ね塗りをするという方法もあります。この方法をセルフで行えば、簡単に色落ちすることはなくなるため、一見、良い対処のようにも思えるでしょう。
確かにこの方法をセルフで行えば、色落ちをある程度防ぐことはできますが、色落ちどうこうの前に、髪の毛が傷んでしまいます。髪の毛が傷めば、かなり見栄えとしても悪くなってしまいますので、これはこれで大きな悩みとなってしまうものです。
【ブリーチ後の黒染めの注意点③】美容院で行うこと
セルフでブリーチ後に黒染めをすると、やはりどうしてもうまく行かないものです。セルフには限界がありますので、ブリーチ後に黒染めを行うのであれば、美容院で行うようにしましょう。
セルフよりも美容院がおすすめなのは、美容院ではセルフではできない染め方をしてくれるからです。セルフで行う場合は、普通に髪の毛に対して黒染めを行いますが、美容院の場合、ここに一つ手間が加わります。実は美容院の場合、髪の毛に下地を作ってくれるのです。
つまり、セルフとは違って、ブリーチ後の黒染めの場合、美容院であれば擬似的なメラニン色素を髪の毛に付着してくれるのです。そのため、セルフよりも色落ちしにくい、ブリーチ後の黒染めが行えるようになります。
普通の黒染めであれば、美容院で行わなくてもセルフで行っても良いと思いますが、ブリーチ後の黒染めをセルフで行うのは難しくなります。そのため、できれば美容院に行って、ブリーチ後の黒染めを行うようにしましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点④】ダメージは元に戻らない
ブリーチ後に黒染めを行う上での注意点としては、ダメージは元に戻らないということです。
ブリーチをすると、どうしても髪の毛は傷んでしまいます。黒髪の時よりも、髪の毛の質はかなり悪くなってしまうでしょう。ブリーチはメラニン色素を破壊してしまうため、これは当然のことです。トリートメントをしても、以前と同じというわけにはいかなくなります。
そして一度抜けてしまったメラニン色素が、再度戻ってくるということはありません。そのため黒染めしたからといって、以前のような髪質になるというわけではないのです。
ブリーチした髪の毛を、ブリーチ前と同じようにするためには、髪の毛が生え変わるのを待つしかありません。ショートヘアの人でも2年はかかるため、これからブリーチしようと思っている人は、そこもしっかりと考えた上で決断しましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点⑤】パーマもできない
ブリーチ後に黒染めを行う上での注意点しては、黒染めしてもパーマができるわけではないということです。
すでにブリーチ後の人の場合、美容院から説明を受けていることと思いますが、ブリーチ後は髪の毛が傷んでしまうため、さらに髪の毛を傷めることになる施術を行うことができません。そのため、ブリーチ後は髪の毛が生え変わるまで、パーマやストレートパーマ、縮毛矯正が行えなくなってしまいます。
そしてこれは、ブリーチ後に黒染めで髪の毛の色を戻したからといって、再度行えるようになるわけではありません。一度ブリーチをしたのであれば、やはりパーマなどを行うことはできないのです。
ブリーチ後の黒染めは表面的な色が変わるだけであって、髪の毛のダメージが消えるというわけではありません。もしもパーマをかけたいからブリーチ後に黒染めしたいと思っている人は、大きな勘違いということになるため、間違えないようにしましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点⑥】明るくならない
ブリーチ後の黒染めを行う上での注意点としては、黒染め後にカラーをしても、以前のように明るくならないという注意点もあります。
就職活動などで一時的に黒染めをしたいという人の場合、ブリーチ後に黒染めをして、もう一度、カラーリングをしたいと思っている人もいるでしょう。もちろんそれはできないことではないのですが、一度黒染めをしてしまうと、黒染めする前のような明るさにすることはできなくなってしまいます。
黒染めをすると、黒の成分は髪の毛の深い部分にまで浸透してしまいます。そのため、上からカラーを乗せてもその黒い成分の影響を受けてしまい、どうしても前よりは暗くなってしまうのです。
ブリーチ後に黒染めをすると、このようなことも発生してしまいます。それも考えた上で、ブリーチ後の黒染めをするかどうか考えるようにしましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点⑦】赤っぽくなる
ブリーチ後の黒染めを行う上での注意点としては、黒染め後にカラーをすると、以前よりも赤っぽくなってしまうという注意点もあります。
ブリーチ後に黒染めをして、再度染め直すということをすると、以前より明るくならないということもあるのですが、それよりも赤みが以前よりも強く出てしまうということもあるのです。
これは黒染めのカラーの成分に、赤い色を出す成分が含まれているためです。その赤い成分は他の成分よりも、髪の毛に深く浸透してしまいやすい成分ですので、黒染め後は少し髪の毛に赤みが出やすい状態となります。
黒染めしている状態であれば、その赤みは気にならないものですが、他の色にしてしまうと、その赤みが目立ってしまうものです。とはいえ、とてつもなく目立つ赤というわけではないため、気にならない人は気にならないでしょう。念のため、注意しておきましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点⑧】ごわごわする
ブリーチ後の黒染めを行う上での注意点としては、髪の毛がごわごわしてしまうというものもあります。
ブリーチ後に黒染めを行うと、黒染めの成分が髪の毛にかなり浸透してしまうことになります。普通の髪の毛に大量の黒染めの成分が入り込めば、髪質も変化してしまい、ごわごわしてしまうようになるのです。
黒染めして髪の毛がごわごわしてしまうと、見た目的にもあまり良い見た目ではなくなってしまいます。
そして黒染めが原因で髪の毛がごわごわしているため、トリートメントをしても、このごわごわを解消することはできません。髪の毛が生え変わるまで待つしか方法がないため、ブリーチ後に黒染めする際には注意しておきましょう。
【ブリーチ後の黒染めの注意点⑨】シャンプーに注意
ブリーチ後の黒染めを行う際には、シャンプーに注意しておくということも大切なことです。
ブリーチ後に黒染めを行うと、髪の毛はかなりのダメージを受けてしまいます。そして黒染めした髪は、美容室で黒染めしたとしても、それなりに色落ちしやすい状態です。
そのため、ダメージを少なくするためには、黒染めを色落ちさせないためにも、シャンプーは洗浄力の弱いシャンプーを使うようにしたほうが良いです。
洗浄力の強いシャンプーは汚れをしっかり落としてくれますが、ダメージを与え、黒染めをも落としてしまいます。そのため、ブリーチ後に黒染めしたら、シャンプーにもしっかり気を配っておくということが大切になってくるのです。