そうした中、今回シリーズの新たな作品を前作に引き続き山崎監督が担当することが明らかになったわけだが、スポーツ紙の映画担当記者はこう明かす。

「『シン・ゴジラ』の前のシリーズ作品は北村龍平監督の『ゴジラ FINAL WARS』(04年)で興収は12.6億円でした。なので、次回作を託すとすれば、庵野監督か山崎監督のどちらかだと思われていましたが、山崎監督はこれまで、『ゴジラ』と同じ東宝の『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『STAND BY ME ドラえもん』シリーズといった作品をヒットさせるなど実績を積み重ねてきた。加えて、決め手となったのは米アカデミー賞の戴冠です。今後、『ゴジラ』シリーズの大規模な海外展開も見据え、山崎監督に新作を託したのでしょう」

 再びゴジラが世界を席巻する日も近いはずだ。