母子で行くにしても、夫が子ども大好きだから難しいかも。私個人としてはいろいろな場所へ行きたいですが、こればかりは家族の同意がなかったら実現は難しいですね。帰ってきて『また行きたい』となったら、そこから手段を考えていきます。
私自身は8歳から3年間アメリカに渡航し、その後日本で暮らしています。当時の知識や経験、そこでの価値観はずっと残っています。2年であれば英語をマスターしきるのは難しくても、経験や価値観が残っているのであれば、それはそれでOKだと思っています」
◆子どもが「帰国したくない」と言い出したら?
では、子ども自身が帰国時にやっぱりマレーシアに居たいと主張した場合は、どうするのでしょう。
「子どもがマレーシアに居たいと言った場合も、ひとまず帰国はするつもりです。『日本を見てからもう一度考えましょう』って、そこは向き合って話し合いますね。帰国して日本の生活を見てからでないと、比較する対象がないから良いも悪いもわからないと思うのです。もしかしたら、今の環境を変えたくないだけで言っていることもありますし。
本人たちが中高生くらいになり、自分で考えて答えを出せるような年齢になりったときに、『やっぱり日本は合わない』ってなったら、その時もう一度考えて、選択すると思います」
◆これから渡航を考える親へのアドバイス
これまで、マレーシア教育移住のさまざまな話を、複数にわたって教えてもらいました。最後にこれから教育移住を考える人へ、アドバイスを聞きました。
「まず言いたいのは、『親の英語力は気にしなくても大丈夫』ということです。できるに越したことはないですが必須ではありません。これは以前もお話しましたがエージェントなどに外注したりなどすれば何とかなりますし、マレーシアは日本からの移住者も多く、コミュニティが完成されています。