理由は、そのスポーツをきっかけに、現地のコミュニティに所属でき、交友関係が一気に広がるからだそう。これをねこ田さんに聞いてみると「確かに友達がそこからできるケースはありますが、所属するだけではダメだと思う」と言います。
「サッカーチームはペナンにもたくさんあり、そこから友達ができるケースも見聞きします。ただその場に行ったら友達がすぐできるかは、子どもによるかなと思います。
もちろん、そこで親御さんが頑張って他の方達に繋がりにいくことで、交友関係が広がったりはします。ただ、お子さんきっかけでは社交的な子でないとないかも。そもそも、スポーツの最中はそんなに会話もしませんから、英語習得にプラスかという部分も、微妙なところだと思います、ただ子どもたちが現地の生活を楽しむきっかけにはなると思います。スポーツチームに所属し、なおかつ親同士で積極的にコミュニケーションを取ることでコミュニティに入っていく、というスタイルです。
また、こちらのプレイデート(遊ぶ約束)は子どもを1人で出歩かせない習慣があるため基本親同士のやり取りとなります」
筆者はなんとなく、趣味は1つは持っておくと人間関係作りのきっかけに良い。という話を鵜呑みにしていましたが、それは国や土地によって違うようです。
◆海外移住の先はどうしていくのか?
ねこ田さんの旦那さんは、現在デジタルノマドビザ(フリーランサーやリモートワーカーに向けた長期滞在ビザ)を取得し、リモート勤務で日本の企業に務めています。このビザは最長2年というルールのため、ねこ田家もこの移住生活は2年で帰国というゴールを決めています。
現在移住から約1年たち、半分ほどが経過したわけですが、移住の先の計画については、ご自身やお子さんはどう考えているのでしょう。
「今のところは、2年で一旦帰国することを決めています。その後また渡航するかは、その時になってから考えます。夫は渡航前はいろいろ夢を抱いていたみたいですが、根っこは日本が好きな人なので『また行こう』といった発想にはならないかもしれません。