ポムの樹といえば、とろけるような食感のオムライスが人気のお店です。しかし、とあるメニューが「ポムの樹の糖質オフの概念狂ってる!」とSNSで大きな話題になりました。
◆「糖質はたしかにオフだけど……」
話題になったのはポムの樹が2017年から提供している「糖質OFF」メニュー。
「蒸し鶏の糖質OFFケチャップオムレツ(ストラッチャテッラのせ)」「ゴロッと野菜のマヨネーズオムレツ(ストラッチャテッラのせ)」「牛バラとアボカドのオムレツ」の3品です。
いずれも「糖質をゆるやかに制限したメニューです」と書かれており、「ライスの代わりにあいびきミンチを使って」いることが明記されています。加えて糖質OFFケチャップを使用し、通常メニューに使用されているものよりも糖分と塩分が約30%カットされているとのこと。
このメニューに対しネット上では、「糖質制限のために米を全部ミンチ肉に切り替えるとか強すぎる」「糖質オフとか関係なく食べてみたい」という声もあったが、「糖質は減っているが脂質が多いのでは」という声も。
それに対し「ローカーボダイエットはタンパク質を減らさずに糖質カットして、その分脂質を増やすから、ポムの樹は大正解」「炭水化物の代わりにタンパク質(肉や魚等)を摂るのは糖質制限の基本なので、ポムの樹はどちらかというとガチ勢支援派」という意見もありました。
◆「糖質が気になる方にも満足感を得てほしい」
そこでポムの樹を運営する株式会社ポムフードに、このメニューについて聞いてみたところ、
「以前はライスの代わりにこんにゃく米を使用した商品もありましたが、せっかくオムライス屋さんに食べに来たのに味気ないのでは? と現在は合い挽きミンチと玉ねぎにしています。美味しく食べた感もあって、満足していただけるのではないかと思っています」(株式会社ポムフード広報担当)と教えてくれました。
発売が開始された2017年は健康志向が高まっていた頃。糖質オフが注目されていたこともあり、「ポムの樹でも糖質を抑えた商品が作れないか」と開発されたのだといいます。もともとポムの樹自体に女性が多いこともありますが、糖質オフメニューを注文するのは女性が多いのだそう。