『Mステ』の危機を救ったのが旧ジャニーズだった

 1986年から続くご長寿番組『Mステ』は、長年、人気タレント・タモリと、テレ朝の女性アナウンサーが司会を担当。90年代~00年代は、『Mステ』に出演することで、一流のアーティストと認められるという風潮もあったほど、同番組はブランド化。しかし、今年9月1日配信の「週刊女性PRIME」記事でも触れられていたように、番組開始当初の80年代は人気低迷が続き、出演するアーティストも集まらなかったという。

「そこに救いの手を差し伸べたのが旧ジャニーズ。人気グループを何度も番組に出演させ、視聴率に貢献したそうです」(スポーツ紙記者)

 その恩義もあってか、『Mステ』は、これまで“ジャニーズファースト”に徹してきたとみられる。

「ジャニー氏の性問題が表面化する前から、他局の音楽番組は、旧ジャニーズ以外のボーイズグループを積極的に起用する流れになっていましたが、こと『Mステ』は頑なに当初の姿勢を貫いていた。そんな背景もあってか、今さら路線変更しても、他社のボーイズグループサイドは冷めていて、特に喜んでいるわけではないようです」(同)