昨今、見た目をイジる発言に対する反応は日増しにナーバスになってきている。ルッキズムという言葉もすっかり一般化し、お笑いの世界においても見た目を笑いにすることは明らかに避けられ始めている。
この日の東野とあんりとの対話でも、見た目イジリの話題があった。
「あと5年早く世に出てたら、イジられ方も変わってきてたんでしょうね」
そんな東野の言葉に同意するあんり。例えば、ぼる塾より数年早く世に出たガンバレルーヤのよしこは見た目をイジられ、「クソが!」とキレるパターンでブレークを果たしている。
「イジられるのが嫌なのか? いいのか?」
東野は、そうあんりに聞いてみたかったのだという。つまり、これまで嫌がっているかどうかわからない相手をイジリ倒してきたということだ。
「個人的には、ですか? そりゃ、イジられたほうがラクですよね」
「こっちで笑いを用意しなくても、向こうが笑いにしてくれるから」
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