こちらはアスマラにあるカトリック教会です。イタリアの建築家によって1922年に完成しました。教会の建築様式はロマネスクとゴシックの要素を取り入れ、高い尖塔が特徴です。教会の内部は、壮大なアーチと柱が並び、静かな祈りの場として多くの信者に利用されています。
キダネ・メフレット大聖堂(Kidane Mehret Cathedral)
鮮やかな色のこちらは1969年に完成したカトリック教会です。教会の名前「Kidane Mihret」はゲエズ語で「慈悲の契約」を意味し、イエスが母マリアに対して罪を悔い改める者を赦すと約束したというエチオピアの伝統に由来しています。教会の建築様式は、エリトリアの伝統的な建築技法とカトリックの宗教的要素を融合させたものです。
シナゴーグ
1905年に建てられたアスマラのシナゴーグです。かつては500人以上のユダヤ人がエリトリアに住んでいましたが、現在はアスマラに住むユダヤ教徒は1人だけと言われています。
エリトリア国立美術館(National Museum of Eritrea)
この美術館は、エリトリアの文化遺産や歴史的なアート作品を展示しており、特にエリトリアの独立運動に関連する展示が多く印象的です。エリトリアの伝統的な工芸品や現代アートも見ることができます。展示内容は主に
- 考古学的遺物: エリトリアの古代文明や歴史的な遺物
- 民族学的展示: エリトリアの多様な民族とその文化、伝統的な工芸品
- 独立運動の歴史: エリトリアの独立運動に関する資料や写真
入場はフリー。写真不可。数十年前の原始人の頭蓋骨も展示されていました。
映画館
イタリアは、植民地であるアスマラを「アフリカの小さなローマ」として発展させる計画を立てました。映画をこよなく愛すイタリア人は、彼らの文化の重要なエンターテインメント施設である映画館を多く建設しました。これが、アスマラに映画館が多い理由で、現在でもアスマラの文化的な遺産として大切にされています。