こうした状況に、中日ファンの怒りは増大。ここ数日は「立浪辞めろ」がSNSでトレンド入りするなど、結果が伴わない立浪監督批判が目立ってきている。10日の試合後は一部ファンが暴走するひと幕もあった。

「東京ドームの関係者口の近くに設置された階段から下を覗き込むと、移動バスへと歩く中日の選手、監督、首脳陣らを直接見ることができるのですが、そこに中日ファンが集合して一斉に『立浪、責任取れよ!』『選手はおもちゃじゃねーぞ!』と怒号を飛ばし、立浪監督の責任追及を始めました。12日からのDeNA3連戦も、公道に隣接した横浜スタジアム内の通路で東京ドーム以上に至近距離で中日関係者を見ることができる。1敗すれば借金は30の大台に乗ってしまう中で、さらに野次や怒号が飛び交うことは間違いないだろう」(スポーツ紙記者)

 この状況に編成トップの加藤宏幸球団代表は「ファンに申し訳ないことだと認識している」と謝罪。結果を真摯に受け止めるとしながらも、立浪監督の来季続投については「まだシーズン中。答えられるようなことは何もない」とだけ話した。もはや球団ワーストの借金「35」に達するのは時間の問題なのだろうか。