10日の試合も、まるで録画した映像を何度も見ているかのごとく、お決まりの貧打戦が足を引っ張り、投手を見殺しにするパターンで敗戦。先発した柳裕也を含めて小笠原慎之介、高橋宏斗、涌井秀章の4人が不名誉な「10敗カルテット」と名付けられる事態に陥っている。

「ある程度の実力のある投手が揃っているのはいいけど、なにせ点が取れない。これではいくら投手が粘りを見せても勝ちようがない。貧打に悩んでもう何年もたっているが、立浪監督以上に問題なのは、まともに選手を編成できていない球団フロントにほかならない」(球団OB)

 今年は、試合中にベンチ内のごみ箱を蹴飛ばして「キックボス」と揶揄されたり、選手に暴言を飛ばしたり、“令和の米騒動”なる白米提供禁止報道などもあってか、立浪監督の独裁ぶりも浮き彫りとなっている。「これでは選手もモチベーションが上がらない。長年低迷して“負け犬根性”も染みついてしまっている」(同前)という厳しい意見も。