スピードワゴン・小沢一敬から「VIPとの飲み会」があるとして都内高級ホテルのスイートルームに呼び出された女性たちが、そこに現れた松本や放送作家から性的暴行を受けたという内容であったが、吉本興業は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と事実無根を主張している。
これについて、昨年12月28日付の「AFP通信」は、「日本のコメディアン、性的暴行疑惑を否定」との見出しで報道。写真は松本ではなく、19年に東京で行われた性暴力抗議運動「フラワーデモ」の参加者の写真が掲載されており、記事中ではジャニー喜多川氏の性加害問題にも触れている。
さらに文末では、「世界的な#MeToo運動」が日本ではなかなか広まらなかったが、最近はいくつかの事件が「清算を余儀なくされた」と締められていた。
また、同日付のフランス公共ラジオ「ラジオ・フランス」の公式サイトでも「日本の #MeToo の瞬間」との見出しで、「文春」の告発記事を紹介。吉本側が否定していることに続けて、元陸上自衛官で在職中に受けた性被害を告発した五ノ井里奈さんについて触れている。
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