悲しい事件の影響が否定できない『たーたん』制作中止を受けて、出演予定だった吉岡里帆はインスタグラムを更新。〈4月期ドラマ“たーたん”制作中止が発表されました。大事な決定だと思います。〉〈今年に入って考えること沢山あります。改革の時なんだなきっと。兎に角目の前の仕事を一生懸命に… 環境に感謝して、人に物事に誠実に。〉とコメントした。

「キャストが正式発表されていない状況という意味では、スルーしても良かったはず。それでもしっかりと自分の気持ちを表明したのは、ドラマ制作サイドに対する何らかの違和感を抱いていたということかもしれません」(テレビ局関係者)

 そんな吉岡といえば、グラビアのイメージで語られることも少なくない。インスタグラムではそのプロポーションが際立つ姿を披露することもあるが、最近は俳優としてのキャリアを意識しているように見受けられてきた。

「ネット上にはいまも『グラビアをやってほしい』という声がありますが、俳優の仕事をするうえで“男性ウケ”の性的なイメージで語られ続けるのは、決してプラスではありません。俳優なら、ルックスではなく演技にこそスポットがあたってなんぼですからね。そのイメージから脱却する狙いなのか、最近は “作品志向”が続いていた印象です。ここ1年ほどは必ずしも地上波プライム帯のドラマや予算の大きい映画への出演がメインというわけではなく、昨年地上波ドラマで主演した『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)は夜11時台でしたし、映画にしてもコンパクトな作品が多い」(同)