◆男女の友情が証明された美しい場面
夜々はタイミングが悪かったことを心底後悔するのだが、とりあえずこの問題は一度保留に。あと他に4人の友情関係を揺るがす可能性があるとすると、ゆくえと椿だろうか。
ふたりの関係性を疑ったのは、たまたま保険の営業で椿の家を訪問したゆくえの“元友達”の赤田鼓太郎(仲野太賀)だった。ゆくえと鼓太郎はカラオケ友達だったが、鼓太郎の結婚相手である白石峰子(田辺桃子)から嫌がられて、鼓太郎はゆくえとの友達関係を一方的に解消した。
なのに椿との間を疑うとは何様だ。ゆくえが珍しく声を荒げた。でもそのおかげで、むしろゆくえは椿との間には何もないことをはっきり理解することになる。
第7話中盤で、それぞれひとりカラオケを楽しんでいたゆくえと鼓太郎が、隣同士の部屋にいたことがわかる再会場面がある。お互いに誤解は解かれ、男女の友情が改めて証明された美しい場面ではなかったか。