◆「プリン巡りをするならまずはここ!」

映えプリン
カウンターの奥から出された通常の型(右)とヘッケルンの型(左)。「昔はジャンボなんて言葉なかったんだよ」とマスター
 取材時、ズラリとカウンターに並ぶプリンの型に「すごい数ですね」と声をかけると「一つ一つ手作りなの」とニッコリ。店主が「かわいい、かわいいプリンですよ」「おいしい、おいしいプリンですよ」と声をかけながら、お客さんたちの元へ送り出されるプリンをずっと眺め続けたいが、型から抜きたてだからこそ残るカラメルの香りが消えないうちに食べ始めよう。

 も。けん氏も「プリン巡りをするなら、まずはここ!という外せないお店です。『ヘッケルン』起点でプリンを知れば、自分のプリン軸をつくれると思います」と推奨する。

映えプリン
「お店の中では心で喋ってるんだよ。人を支えるお店でありたいよね」と話すマスターの人柄に惹かれ、毎日多くの常連客が訪れる
「たしかに最初は入りづらい雰囲気があるかもしれない」とマスター自身も言う趣に臆せず、ドアを開ければ心温まるプリンとマスターが待っている。

ヘッケルン
「ヘッケルン」。JR新橋駅からは徒歩10分、虎ノ門駅・内幸町駅からは徒歩駅5分ほど