◆切迫流産になりかけ危険な状態に

 こころさんが切迫早産になりかけたのは、妊娠7ヶ月に入った直後でした。安定期が終わって、いよいよ後期に入る頃に定期検診で、医者から「安静にするように」と言われたそう。

 ストレスと身体の疲労もあって、頻繁にお腹が張るようになっていたこころさん。このままでは入院になるかもと不安になり、ついに実母に泊まりがけで来て欲しいとお願いしたそう。

「私一人なら日中に家で横になっていられるのですが、息子の育児と家事をしながら安静にするのは難しいと思いました。母も60歳を過ぎているので、元気な3歳の息子に付き合うのは大変だったと思いますが、母のお陰でなんとか普通分娩での出産に臨めて感謝しています」

 こころさんの母が泊まりで来るようになってから、夫は「出張」と言って数日帰ってこないことが続いたそう。

「自分の家に、いつも私の母がいるので帰ってきてもなんだか落ち着かないようで、帰ってきても気まずい雰囲気が出ていましたね。でも、夫が私の布団に入ってくることがなくなって、私は内心ほっとしていました」