全く思い当たる節がないのに、相手がいきなり不機嫌になったり、口を聞いてくれなくなったりすることってありませんか? 今回は、あるSNS投稿がきっかけでとんでもない誤解が生じてしまったエピソードを紹介します。まさに「口は災いの元」ならぬ「SNSは災いの元」だったようです。

◆大学時代の友人たちと食事へ

大学時代の友人たちと食事へ
写真はイメージです。(以下同じ)
「日常の何気ないことだとしても、SNSに投稿するときは注意が必要ですね」

 そう語るのは、商社の広報課に勤務しているさゆりさん(仮名・27歳)。ある金曜日の夜、大学時代の仲間たちと共に恒例の食事会を催すことになりました。

「その会では、私の親友であるSがお店を予約してくれました。他にも仲のよい友達が集まるので、その食事会をすごく楽しみにしていたのですが…」

 さゆりさんの思いとは裏腹に、楽しいはずの食事会が全然そうではなかったようです。

「Sの様子がずっと暗くて、その場が全然盛り上がらなかったんです。他の友人たちも気を遣って明るく振舞ってくれていたのですが、それでもSは暗いままでした」