◆「自分をルールでしばる」ことをやめたら幸せになった

臨床心理士をしていたCさんは、好きな仕事をやりながら、ダンナさんにも頼っていくライフスタイルにシフトチェンジしました。

これまで自分に厳しくルールを課して生きてきたというCさん。その分、他人にも厳しいところがありました。

そこで私がCさんに繰り返し問いかけたのは、「これからどうやって生きていきたい?」「どういう人として世界に存在したい?」ということ。

その言葉が彼女の中に根付き、自分に対して、「ほんとはどうしたい?」と愛をもって問いかけるようになりました。やがて周囲の環境が急激に変化したそうです。

「今は私にとって都合のいい環境が整っているんです。勤務時間が思い通りになったり、上司や同僚が私のファンみたいになってくれたり。もはや仕事というか、趣味のような感覚で楽しく働いています」(Cさん)

自分に優しくできるようになったことで、自分を信頼し、周囲も信頼できるようになったCさん。自分がどうしたいかを基軸にできるようになったのは、彼女にとって大きな収穫だったと言えるでしょう。