◆ぬいぐるみを処分してから運気が上昇
莉緒さんは、1週間かけて全てのぬいぐるみ達にさよならと感謝を伝え、その週末レンタカーを借り、お焚き上げをお願いするために近くの神社へ足を運んだそうです。
「時間もかかりましたけど、神主さんがお焚き上げをとても丁寧にしてくれていたのが印象的でした。おかげで、別れはとても辛かったけど、Kさんと一緒に最後まで見守ることができました」
その帰りに殺風景な部屋に戻った二人は残しておいた2体のぬいぐるみと一緒に再出発を決心したそうです。そして、ぬいぐるみたちを手放してすぐ、なんと莉緒さんにとって喜ばしいことが連続して起こったのだとか。
「Kさんの言う通りその後は事が上手くいくようになっていったんです。一番大きかったのは、実家の母親の難病が寛解したことと、2度失敗していた宅建に合格したことですね。今まで苦戦していたのが嘘みたいでした」
今ではすっかり仲良しカップルのふたり。信心深いことには全く興味がなかった莉緒さんでしたがこれを機に部屋に神棚を置いたのだそうです。
―シリーズ「捨てて/やめてよかった!人・モノ・習慣」―
<文/大杉沙樹>
【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。