◆日常のあらゆるシーンで故郷を“田舎呼ばわり”する夫にイライラ
偶然、彼が転職を希望していたこともあり、新婚生活は彼が貴子さんの地元へ引っ越してくる形でスタート。結婚後も、デートのたびにスタイリッシュな服装をし、ばっちりとキメてくれる夫の姿を見るたび、貴子さんの胸はときめきました。
しかし、結婚してから数ヶ月経つと、夫はさりげない会話で貴子さんの故郷を田舎呼ばわりするようになっていきます。スーパーで愛想のいい店員さんに絡まれると、『田舎の人はやっぱりズケズケとプライベートに立ち入ってくるよね』と笑い、デートの際には『田舎は地下鉄がないし、電車も本数が少ないね』と愚痴をこぼすように。
そんな言葉を聞くたび、貴子さんは悲しい気持ちになりました。
「私は、地元愛が強いほうではありません。たしかに、私が生まれ育った町は田んぼが多く、田舎です。でも、夫に田舎と言われると心が暗くなるんです」