◆“もの分かりのいい彼女”をやめられない
「仕事に理解がある女性だから好きになったって言われると、彼にもっと会ってほしいとか言えないんです。仕事が忙しいのは分かるけれど結婚も考えているのに親に紹介してくれないし年末年始も会えないし。たまにしか会えないと、せっかくのデートなんだから楽しく過ごした方がいいかなと思って余計に言えなくなるんです」
由利さんはすっかり“もの分かりのいい彼女”をやめられなくなっているようでした。
「自分の時間も大事にしないとね。由利さんは結婚したいんでしょう。その気がない男に貴重な時間を費やしたらダメだよ」
「やっぱりそうですよね。彼の勤務先も知らないんですけどなんて確認すればいいでしょうか」
「ええ!」