昨今では、大雨、台風や地震などの、自然災害が増えています。「備えあれば患いなし」といえども、自然災害の時には予測外のトラブルも起こりやすいもの。さまざまな事態を想定した上で、いざという時のために備えておきたいものです。
今回の記事では、大雨による水害トラブルがおきたエリアで働いていた方が実際に体験した「水害エピソード」を紹介します。
◆会社の場所がハザードマップに
三重県在住の芹那さん(仮名・28歳/会社員)は、両親と共に実家暮らしをしている独身女性です。いつかは結婚して家を離れたいものの、家と会社を往復する日々が続いています。
芹那さんが働く会社は、海岸から歩いて20分程度の距離にあります。
土地は低いので、ハザードマップでも「浸水エリア」とされており、雨が降ると水漬く可能性も高いのだとか。
ある時、芹那さんの会社があるエリアで、大雨が降ったそうです。その時は町全体が水に浸かってしまい、長靴でないと歩けないような状況に。大雨警報も発令し、会社の人から「早く帰りなさい」と言われて、早退することになりました。
近くにあるビルは、まだまだ電気がついているところもしばしば。そんな時、「災害の時には、ちゃんと帰してくれる会社でよかった」とつくづく感じたと、芹那さんは語ります。
◆レインシューズを予備で置いておいて助かった
芹那さんは念のため、会社のロッカーにレインシューズを置いていました。そもそも以前より、雨がたくさん降ると水がやや浸かっていたので、事前に備えていたそうです。そのお陰で、足が濡れても安心。
芹那さんは「土地の低いエリアだと、大雨警報の時に被害を受ける恐れがあるので、レインシューズを備えて置いて損はない」と、つくづく実感したそうです。
翌日、芹那さんが会社へ向かうと、すでに水は引いていたとはいえ、街は閑散としていたそうです。