同展では、2館の共催展である利点を十分に生かし、上質な展示空間を有するたましん美術館を会場に、国文学研究資料館の貴重な所蔵資料を展観する。
また、若手アーティスト2名が1年以上かけて国文学研究資料館の研究者と『源氏物語』を題材としたワークショップを重ね、その中でそれぞれがインスピレーションを受け創作した美術作品も展示。会期中には、国文学研究資料館の研究者によるギャラリートークをはじめとした関連イベントも開催される。
関連企画として、1月31日(金)13時~16時15分には、トークイベント&ワークショップ「源氏とあそぶ。源氏をまとう。」が、多摩信用金庫本店3階 たましん事業支援センター(Winセンター)にて開催される。国文学研究資料館でのアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムで活動中の芦川瑞季氏、成瀬拓己氏、元AIR参加アーティストの染谷聡氏(美術家/漆芸)によるトークを展開する。ワークショップは、染谷氏による、古典籍の画像を使用したコラージュと漆を用いたオリジナル封筒づくりを実施。古典と現代が交わる、特別な体験を楽しむことができる。定員は15名(抽選)で、予約制となっており、申込締切は2025年1月20日(月)17時。詳細は国文学研究資料館のイベントページにて確認を。
また、2025年1月11日(土)・25日(土)、2月8日(土)・22日(土)の14時30分~15時には、国文学研究資料館の研究者が出品資料や展覧会の見どころについて解説する「ギャラリートーク」も行われる。こちらは予約不要だ。
立川市所在の2つの施設による初めての共同企画展「源氏物語の新世界―明け暮れ書き読みいとなみおはす―」を訪れてみては。
■源氏物語の新世界―明け暮れ書き読みいとなみおはす―
日時:2025年1月11日(土)~3月16日(日)
会場:たましん美術館
住所:東京都立川市緑町3-4
開館時間:10時~18時(入館は17時半まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
入館料:一般500円/高校生・大学生300円/中学生以下無料
イベントページ:https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2025/01/post-88.html
たましん美術館HP:https://www.tamashinmuseum.org
国文学研究資料館HP:https://www.nijl.ac.jp