もし仮に不貞行為があった場合でも、相手が既婚者だと知らなければ、相手の配偶者から訴えられても慰謝料などを支払う義務はないとされる。しかし、2月1日付の「弁護士ドットコム」が「一般論としては『相手が既婚者であることを知らなかった』『既婚であること自体は知っていたが婚姻関係は破綻していると聞かされていた』などの主張は実務上ありますが、なかなか裁判所を説得できることは少ないです」との識者の見解を掲載するなど、現実的には「知らなかった」は通らない可能性があるようだ。

 さらに、前田氏のSNSに書き込まれたコメントが物議を醸している。真偽不明ながら「カロリーナさんは少なくとも1年以上前から前田氏が既婚者だと知った上で関係を続けていた」「一昨年末に関係が発覚した時、前田氏の妻が3人で話し合いたいと申し出たが、カロリーナさんが『私に何のメリットもないから会わない』と言い張って応じなかった」「カロリーナさんが既婚者と付き合っていたらコンテストに不利になるからとして、前田氏は妻に離婚を要求し、妻は精神的に大きなダメージを受けた」といった内容が記され、これが前田氏の妻の親族による告発ではないかと騒がれたのだ。

 この人物は「このような謝罪文を載せる前に、まだ一言も謝っていない〇〇(※妻の名前とみられる)にきちんと謝ってください。家族もみんな、心を痛めながら一年以上見守ってきました」などとも訴えたが、コメントはほどなく削除された。あくまで真偽不明だが、この書き込みがネット上で拡散されたことで騒動がさらに大きくなっている。

 いずれにしても、この騒動は容易には収束しなさそうな気配だ。