◆限界を迎えてスピード離婚、結婚生活はわずか1年に

 彼は何度も態度を改めると言うものの、一向にモラハラ発言がおさまりません。揉めては戻って……を繰り返した2人ですが、ついにミワさんは限界を迎えます。最初は働きたくない気持ちが勝っていたものの、徐々に「自立したほうがよっぽどマシ」と思うほど、追い詰められていたのです。

 スペックや年収だけを考慮すると手放すには惜しい相手であり、ミワさんのご両親は考え直すよう彼女を説得します。しかし、表向きの条件だけがいい相手との生活は苦痛以外の何物でもありません。

 なんとか離婚を成立させ、苦しい状況から脱却したミワさん。周囲の友人たちにも言いづらく、しばらく時間が経過するまで真実を打ち明けることはできませんでした。

 彼女がようやく離婚を公言できるようになったのは、物事が落ち着いてから半年後のこと。それまでは職探しに、実家への出戻りにバタついており、気持ちの整理もできていなかったことから、なかなか口にする勇気が湧かなかったそうです。