恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。
ここ最近、婚活でうまくいっていない女性の共通項に、「推し活」に勤しんでいるということが増えています。ジャニーズや韓流スターなど好きな歌手がいて、日常の中で音楽を聞いているという人は多いですが、彼女たちはそんなレベルではありません。生活の大半を推しを追いかけることに注力しています。
◆彼よりもイケメンアイドルの推しの方が好き
都内に住むあつみさん(仮名・34歳)が推し活にハマったのは中学2年生の頃。とにかくイケメン好きで、イケメンでなければ付き合わないと決めていたほどでした。
男性の内面を見る目はなく、外見だけで男性を判断するので、イケメンだけどあつみさんのことを大切にしてくれないダメンズな男性とお付き合いすることが多かったそうです。
その結果、「大切にしてくれない彼よりもイケメンアイドルの推しの方が好き」と即答するほどさらに推し活に励むようになりました。そして、推し活のために融通の利く派遣社員や日雇いバイトをお仕事に選び、お金のかからない実家暮らしで、親にパラサイトしながら生活していました。
そんなある日、一番の推しが結婚発表をしました。推しも人間ですし、30歳も過ぎれば自然なことですが、推しが他の誰かと恋愛をしていたという事実に強くショックを受けたそうです。
自分が推しと結婚できるとは思ってはいなかったけれど、誰のものでもない夢を見させてくれる人であってほしかった、人のものになってしまった感覚がショックで、しばらくは生きる屍と化していました。
そして、心の空虚感や隙間をまた別の推しを見つけて埋めるようになりました。