◆髪の艶を仕込むのは“夜乾かす時”

 次に髪の艶についてです。

 まず、どうしても傷んでいるところは切ってしまう潔さも必要です。髪は、一度傷んだら回復せず、補修にも限界があるからです。

 その上で、髪の艶は夜乾かす時に仕込みましょう。髪を乾かす際に、キューティクルをしっかり揃え、閉じることを意識します。キューティクルは髪の表面にウロコ上に重なりあっていますが、上から下の向きに重なっています。そのため、上から下の方向へドライヤーの風をあてて乾かしていくと、綺麗に閉じていきます。

 その際、生乾きでやめず、最後まできちんと乾かしきることが大事です。

 仕上げは冷風をあてると、艶が生まれます。

 また、朝のスタイリングでは、ヘアアイロンを使うと更に艶が生まれます。しかし、ヘアアイロンは使い方を誤ると簡単に髪を損傷させてしまいますので、注意が必要です。必ず髪が乾いた状態で使用し、ヘアアイロンの温度は130℃前後に設定して、一か所に3秒以上はあてないようにしましょう。