◆ペットボトルのフタ1つで激昂
「えずきそうになって涙目の私に言ったんですよ……『あんたが出した燃えるごみに、ペットボトルのフタが入ってたわよ! ほら見なさい! 』って。ヤバくないですか?」
調べてみると確かに、ペットボトルのキャップは「プラスチックの資源ごみ」「可燃ごみ」など、自治体によって分別がまちまちのよう。香織さんは、怖くなって「申し訳ありません」とか細い声で謝罪しました。でも、ごみ当番”の女性はさらにこう続けたそう。
「『証拠も出てるんだからね』って。私がビリビリに破いて捨てた明細を、セロテープで貼り付けたのを出してきたんです。その後も、何度謝罪しても、全然許してくれませんでした……。挙げ句の果てに、『あんたの旦那、主任でしょ? うちの夫は○○課の課長よ』なんて言い出して。……ほんと、悪夢を見ているかのようでした」
香織さんはえずきながらも、出されたゴミを回収し精神的にかなり追い詰められたと言います。
「私が妊娠していて、夫が出張で留守って事もわかっててあんな酷いことしたんだと思います。今は変な人だったって分かるんですけど、当時はただただ怖くて仕方なかったです」
夫が出張から戻ってすぐに転居先を探し、翌月には逃げるように社宅を出たそう。