「我々は、ともにグラウンドに立つ各球団の選手・関係者、審判員に敬意を持って日々戦っています。そのような選手・球団、またプロ野球関係者に対する悪質な言動は、本人の尊厳を傷つけるばかりか、観戦に来たお客様、特に子供たちに怖く不愉快な思いをさせてしまうものであり、決して看過することはできません。
 今一度、ご来場のお客さまひとりひとりが観戦マナーを遵守し、すべての皆様が楽しく快適に観戦できる環境を作り上げ、健全な応援でチーム・選手を鼓舞していただきますよう、心よりお願いいたします」

 しかし、こうした阪神ファンのマナー違反がはびこる原因は球団側にあるとの批判もある。

「だってこれはつい最近起こった問題というわけじゃないからね。抜本的な対策をせず、半ば放置してきたのは、球団や、運営する阪神電鉄幹部。彼らの当事者意識があまりに欠如していることがそもそもの元凶だろう」(球団OB)

 阪神は、コロナ禍でも観客マナーをめぐって球団幹部がトラブルを起こしていた。