広瀬は先述のクラウドファンディングについて問われると、「最初は1人で何かやろうと思ったんですけど、事務所に確認をしたら、こういうお仕事をさせていただいているからこそ、できることがあるんじゃないかと一緒に話していて気づくことができた」と話し、やってみた感想として「私と同じように(何かしたいと)感じている方にお礼を言われたんです。それがすごく『やってよかった』と思えた」と笑顔を浮かべた。さらに「きっと私と同じように『何かできることはないか』と思っている方ってすごく多いのかなと思っていて。私は25歳なんですけど、特に同世代やもっと若い世代が参加できるような形が何かできたらいいなと思いました」と語り、若い世代に社会貢献活動の輪が広がることを願った。

 これに対して、ネット上では「若いのに素晴らしい」「彼女みたいな有名人が発信するのは大事」「可愛い上に社会貢献にも熱心とか尊敬しかない」などと称賛コメントが続出した。絶賛一色かと思いきや、その一方で「戦争の真っ最中に寄付したら兵器に代わりそう」「戦争当事国への支援ってどう使われるか分からないから安易なアピールはやめてほしい」「復興支援は戦争が終わってからやらないと」などと否定的な声もあり、意外にも賛否両論となっているのだ。

 大きな批判理由としては「戦争中のウクライナに寄付金を渡したら戦費に代わるのでは」という危惧があるが、これは誤解といえそうだ。クラウドファンディングのページでは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やWFP(世界食糧計画)といった国連機関を通じて「被災地の災害復旧活動、支援活動に利用させて頂きます」と明記されており、この通りであれば軍事費に転用される可能性はないだろう。今回のイベントでの発言に関する報道では具体的な寄付金の使い道にまで言及しているものがなかったので、誤解が広まって批判が生まれてしまったともいえそうだ。