この様子だと、広末の復帰はまだ先になりそうだ。広末は不倫騒動によって複数のCMが放映中止になり、クランクイン直前だった主演映画が制作延期になるなどしたことで、数億円の違約金が発生したと報じられている。これを補填するためにも、早期の復帰が計画されるとみられていた。矢口真里やベッキーのケースのようにバラエティ中心だと早期復帰は厳しいが、篠原涼子や斉藤由貴のように女優業がメインだと不倫騒動があってもほぼノーダメージということが珍しくないため、広末も早めの復帰が可能だとみられていたのだ。

 しかし、篠原や斉藤の“ノーダメ”については、本人のイメージの関係なのか「世間が不倫騒動にあまり関心を持たなかった」という事情がある。広末の場合は、鳥羽氏の“復帰”だけでも賛否が起きるなど反響が大きく、しれっと復帰というわけにはいかなさそうだ。

 それを見越してか、所属事務所のフラームは田中みな実を女優として積極的に売り出すなど、所属タレントの稼働率を上げて「広末抜きでの損失補填」を考えている様子が見受けられる。広末は復帰どころか、不倫騒動時に週刊誌に自ら電話して事務所の不満をぶちまけたこともあって、このままフラームに残るかどうかすら不透明だ。

 鳥羽氏はある意味で「一般人」なので容易に復帰できたが、広末については総合的に判断して「復帰は当面ない」との見方が強まる。家庭がありながら不貞行為をしたという立場は同じなのに復帰の難易度に差があるのは釈然としない部分もあるが、広末が表舞台に戻ってくるのはしばらく難しそうだ。