夢中になってスマホを向ける観光客の中には、赤信号も省みずに車道にはみ出す人もいる。車道でポーズを取り、ドライバーからクラクションを鳴らされても一切無視するアジア系観光客の姿が数多く見られる。歩行者の品も試されている。

 5番街は約200年の歴史があるが、10月、再開発計画が発表された。観光客の増加に対応するため車線を3つに減らし、歩道を現在より46%拡張するという。ニューヨーク市と5番街のビジネス関係者がまとめた構想で、パリのシャンゼリゼ通りのような5番街にするという。

 2028年から工事を始める計画だが、ニューヨークの渋滞事情を置き去りにした構想に、一部のニューヨーカーは「できるわけがない」と冷ややかだ。