【面白い人の特徴④】語彙が豊富な人
面白い人の特徴としては、語彙が豊富な人、という特徴も挙げられます。
想像していないことを言われると、人の心理の中に面白さというものが生まれます。つまり、多くの人が想定していないことを言える人が、面白い人ということになるのですが、そのためには語彙が豊富でなければなりません。
誰もが日常会話として使っている単語を、オチの部分で使ってしまうと、どうしても破壊力に欠けてしまいます。しかしそこで、普段は使わないけど、意味としてはわかりやすい言葉を使うと、一気に破壊力が増し、面白さを感じるようになるのです。
人間の心理は、新鮮なものに対して大きな反応を示します。そのため、語彙を豊富にして、人間の心理に届く新鮮な言葉をうまく操ることが、面白い人になるためには重要なことなのです。
【面白い人の特徴⑤】噛まない人
面白い人の特徴には、噛まない人、という特徴もあります。流暢に会話しており、テッパンの話だったとしても、オチの直前で噛んでしまったり、あまりにも噛むポイントが多かったりすると、面白いと感じるはずがありません。
人の心理は流動的です。一つのことを行っていても、目の前でチョロチョロ子供が動いていたら、一つのことに集中できなくなってしまいます。
この場合、噛むという行為は子供と同じです。心理は話に集中していたはずなのに、いつの間にか噛む、ということに対して、心理が向きを変えてしまいます。その結果、集中できなくなった心理は、その人の話をほとんどまともに聞けなくなってしまい、面白いとも思えなくなってしまうのです。
面白い話をする上で、噛まないというのは最低条件です。噛みやすい人は、ゆっくりと喋るようにしましょう。それでだいぶマシになります。
【面白い人の特徴⑥】構成力のある人
面白い人は構成力があるものです。構成力とは、物事をどの順番で話すか、ということを組み立てられる能力です。これがあるのとないのとでは、話の面白さが大きく変わるため、面白い人になるために、構成力は重要な要素となります。
面白い話というのは、何も時系列に沿って話せば良い、というわけではありません。それも悪くはありませんが、話の内容によっては、時系列を一部、逆転させたほうが面白いこともあります。
本当に面白い人は、このようなことが自然とできるものです。どの話をどのタイミングですれば、人の心理に一番届くか、ということを、よく理解しています。
とはいえ、これも高等技術です。構成力のない、面白い人もいますので、必ずしも持っておかなければならないものではありません。ない人は無理に身につける必要もないので、知識として覚えておくだけでも良いです。
【面白い人の特徴⑦】リズム感のある人
面白い人の特徴としては、リズム感のある人、という特徴も挙げられます。
人間の心理の中には、気持ちの良いリズムというものがあります。このタイミングで面白いことを言われるから面白いと感じる、というポイントがあるのです。そのため、喋りにおけるリズム感というものが、面白い人としての条件として、なければならないものとなるのです。
このリズム感は音楽的リズム感とはまた別物です。喋りのリズム感はあるのに、ダンスは下手、という人は意外と多くいます。そのため、そのリズム感と混同しないようにしましょう。
リズムは正しいリズムだけでなく、外すことで面白くなることもあるため、人の心理に面白さを与えたいのであれば、リズムをうまく使うということが大切です。喋りのリズムがグダグダになってしまうという人は、まずは一定のリズムで会話できるようにしましょう。