◆授乳室やおむつ替え台、ベビールームの今後
ママパパマップに登録されているスポットは現在約9万8000件。多くの改善点はあるとはいえ、「増加している」といいます。
「新しく建てられる施設には大抵設置されていますし、古い建物は年月と共に減っていくので、授乳室やオムツ替え台、ベビールームは今後も必ず増えていくと思います。
また設備の充実度についても、SNSやアプリを通じて『これがあったらいいよね』『あって当たり前』といった情報が共有されていくので、改善は進んでいますし、今後もそうであってほしいです」
最後に、村石さんが今後やってみたいことを聞いてみました。
「障害のある人や子どもの役に立てるアプリ開発にも興味があります。トイレ一つにしても、ユニバーサルシート(大人も横になれる大型シート)やオストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)用の設備が必要な人がいます。外出の手助けになるようなことができればと思い、適切な方法を探っているところです」
<取材・文/鴨居理子 撮影/山田耕司>