使用される「MARU MOBI」は、車両10人乗りのワゴン車(ハイエース)1台。無償貸与の期間は、11月~2026年3月末までとなっている。

マルモビパートナーシップ協定を締結

左 トイファクトリー 藤井社長、右 犬山市 原市長

今回の犬山市への車両貸与に合わせて、トイファクトリーは犬山市とマルモビパートナーシップ協定を締結した。


マルモビパートナーシップ協定とは、マルチパーパスモビリティ車両を所有・使用し、かつトイファクトリーとマルモビパートナーシップ協定を締結している自治体・団体・民間企業等が、災害発生時に人道的立場から可能な範囲内で、車両の相互貸与協力を図ることで、避難所の設置・運営等災害対応を迅速かつ円滑に行う協定だ。

納車式と協定締結式を実施


11月1日(金)に、犬山市役所にて車両の納車式および協定締結式が執り行われた。


犬山市 原市長は、以下のようにコメントしている。

「公共交通機関の減便により、その地域に住む皆様の足の確保が課題となる中で、国が推進している『公共ライドシェア』を実施し、今後の公共交通機関の在り方を検証していきたいと考えていた。

そんな中、同じように東海地区の企業で、防災視点での車両開発や、地域やまちづくりも意識した活動をされているキャンピングカーメーカー『株式会社トイファクトリー』様とご縁があり、ライドシェア車両を貸与頂くことになりました。

(中略)平日の朝夕は減便地区の交通機関補強のためにライドシェア車両として活用させて頂きますが、平日の日中や土日など、ライドシェア運行がない日時には、多機能車両である『マルモビ』の特長を生かして、様々な活用をさせて頂きたいと考えています。(後略)」


また、トイファクトリー 藤井社長は以下のようにコメントしている。

「(前略)私たち株式会社トイファクトリーは元々はキャンピングカー製造メーカーですが、そのキャンピングカー開発での技術やノウハウを軸に、いかにモビリティを変革させられるかという事に挑戦し、遊びだけでなく、防災まで役立つという視点でクルマ作りを行っています。