織笠駅は、岩手県山田町織笠地区にある三陸鉄道の小さな無人駅です。物語の終盤ですずめたちが草太を見送った駅です。2011年の東日本大震災の津波で大きな被害を受け、旧駅から移転し現在の場所に新築されました。こちらは映画公開当初から「聖地巡礼スポット」として話題となった場所です。
「すずめの駅ノート」と名付けられた交流ノートも設置されており、県内はもちろん、海外の方々も想いを綴られていました。駅内部には、映画のポスターやダイジン、サダイジンに3本足の椅子も置かれています。それらを見ると、映画公開からだいぶたった今でも映画の人気を伺い知ることができます。映画の中では、三陸鉄道も登場しますので、この機会に乗車して訪れてみるのも良いですね。駐車場は、駅のサークルに数台分のスペースがあります。
織笠川水門
山田町を代表する河川・織笠川。その河口付近に架かる国道45号線の織笠大橋から上流側に見える大きな建造物が織笠川水門です。東日本大震災後に新設された防潮のための水門です。物語の後半に何度か、この水門が出てきています。
山田湾防潮堤
東日本大震災後、各地で巨大な防潮堤を再建、もしくは新設されていますが、その中でも山田町中心部や山田湾周辺等で見られる防潮堤は、その大きさに圧倒されます。主人公のすずめは、草太の友人・芹澤のオープンカーに乗せてもらい、環と共に岩手三陸沿岸の生まれ故郷を目指します。その途中で見えてくるのが巨大な防潮堤です。
山田湾展望広場
映画の公開後、聖地巡礼として山田町を訪れるファンが多くいたことから、山田町観光協会が、物語の中で何度も出てくる扉を再現して設置しました。映画の中で登場する舞台モデルの場所ではありませんが、海の十和田湖といわれる波の静かな山田湾を一望できる小高い丘が、山田湾展望広場として整備されています。