子役の頃から「天才少女」と呼ばれ、たくさんのヒット曲を生み出し、日本中から愛され続けている美空ひばりさん。今でも紅白歌合戦では「AI美空ひばり」として歌を披露するなど人気は衰えることがありません。そんな美空ひばりさんの名曲をまとめました!

歌謡界の女王と呼ばれた美空ひばり

生誕:1937年5月29日
死没:1989年6月24日
出身地:神奈川県横浜市磯子区滝頭

日本の国民的歌手、美空ひばりさん。数々のヒット曲で、日本中から人気を集め「歌謡界の女王」と呼ばれ親しまれてきました。

小さい頃から天才的な歌の才能を持っており、12歳の時に映画に出演して主題歌を担当し、大ヒット。その後も映画に出演し主題歌を歌い、人気を不動のものにしていきました。

その後も歌手や女優として活躍を続けますが、52歳の時、惜しまれながら亡くなりました。現在でも紅白歌合戦には美空ひばりさんが「AI美空ひばり」として出演するなど、その歌声は今もなお愛され続けています。

美空ひばりの名曲ランキングTOP15

それでは早速、美空ひばりさんの名曲ランキングTOP15を15位から紹介します!

15位「あの丘越えて」

美空ひばりさんの名曲ランキング第15位は「あの丘越えて」です。「あの丘越えて」は、1951年にリリースした楽曲です。

この楽曲は、映画「あの丘越えて」の主題歌です。映画「あの丘越えて」は美空ひばりさん演じる少女と、高校生の恋を描いた映画です。

美空ひばりさんは当時14歳で、少女の役を熱演し、曲「あの丘越えて」も同時にヒットさせました。

14位「さんさ恋時雨」

美空ひばりさんの名曲ランキング第14位は「さんさ恋時雨」です。「さんさ恋時雨」は、1988年にリリースした楽曲です。

叶わない片思いの切ない思いと、雨を重ねて歌う切ない楽曲です。目を閉じてもまぶたの裏で思い出し、それでも信じて待つという覚悟を歌っています。

13位「残俠子守唄」

美空ひばりさんの名曲ランキング第13位は「残俠子守唄」です。「残俠子守唄」は、1983年11月1日リリースの楽曲です。

任侠の世界を描いた台詞入りの唄、というコンセプトのもと作られた曲で、台詞入りの歌は当時流行していたため、男女問わず人気を集めました。

台詞を織り交ぜながら、世の中の不満を語りかけ、やりきれない気持ちをお酒で流し込む心情が描かれた楽曲です。

12位「悲しき口笛」

美空ひばりさんの名曲ランキング第12位は「悲しき口笛」」です。「悲しき口笛」は、1949年9月10日リリースの楽曲です。

こちらの楽曲は、美空ひばりさん主演の映画「悲しき口笛」の主題歌です。当時12歳だった美空ひばりさんですが初めて主演を務め、売り上げは史上最高ともなる45万枚も売り上げました。

美空ひばりさんの故郷である横浜が舞台になっており、おしゃれで切ない恋心を歌っています。

11位「無法松の一生」

美空ひばりさんの名曲ランキング第11位は「無法松の一生」です。「無法松の一生」は、1989年リリースの楽曲です。

祇園の夏祭りを舞台に、男性目線を美空ひばりさんが歌い上げます。叶わぬ恋を胸に秘めながら、男だから泣いてはいけないと自分を奮い立たせる歌詞に、切なくなります。

10位「東京ブギウギ」

美空ひばりさんの名曲ランキング第10位は「東京ブギウギ」です。「東京ブギウギ」は、笠置シヅ子さんが歌う楽曲で、美空ひばりさんがカバーしたこともあります。

CMでもお馴染みのこの楽曲。リズム感とポップな曲調が可愛らしく、長い間人々に愛されています。

美空ひばりさんの深みのある声が、すっと体に染み渡り、聞いた後には自然と元気が溢れる曲です。

9位「港町十三番地」

美空ひばりさんの名曲ランキング第9位は「港町十三番地」です。「港町十三番地」は、1957年3月10日リリースの楽曲です。

美空ひばりさんの故郷である横浜市と、川崎市を舞台にしたこの楽曲。美空ひばりさんが好きだったとされるマドロス曲です。

現在でもNHK連続テレビ小説で度々流れるなど、長い間人々に愛されています。港町への愛が詰まった歌詞と、美空ひばりさんの故郷愛溢れる楽曲です。

8位「お祭りマンボ」

美空ひばりさんの名曲ランキング第8位は「お祭りマンボ」です。「お祭りマンボ」は、1952年8月15日リリースの楽曲です。

当時流行だったというマンボの曲で、江戸っ子を描いています。ポップな曲調でリズミカルな楽曲ですが、最後はスローに変わるなどの遊び心が聞いていて楽しい曲です。

アップテンポなこの楽曲は、ジャニーズ事務所の忍者、篠原ともえさんや岡林信康さんがカバーするなどたくさんの人にカバーされ愛されています。

7位「悲しい酒」

美空ひばりさんの名曲ランキング第7位は「悲しい酒」です。「悲しい酒」は、1966年6月10日リリースの楽曲です。

美空ひばりさんの代表曲で、リリース後の売り上げは145万枚を突破するなどのミリオンセラーを果たしました。この売り上げは、美空ひばりさんの歴代シングル売上の第3位にも登ります。

美空ひばりさんはこの楽曲をテレビなどで披露するときには涙を流しながら歌うことが特徴的で、「小さい頃の辛かったことを思い出している」とインタビューで語っています。1966年の紅白歌合戦では紅組のトリでこの楽曲を歌いました。

6位「柔」

美空ひばりさんの名曲ランキング第6位は「柔」です。「柔」は、1964年11月20日リリースの楽曲です。

1965年の「第7回日本レコード大賞」を受賞し、1964年・1965年の紅白歌合戦でもこの楽曲を披露しました。この楽曲は東京オリンピックが開催された年にリリースされ、爆発的にヒットを記録しました。

美空ひばりさんの歴代シングルで当時1位を獲得するほどの売上を誇り、美空ひばりさんの代表曲のひとつとなりました。また美空ひばりさんがこの楽曲を披露する際には男装して歌うことが多かったのも特徴的です。

5位「みだれ髪」

美空ひばりさんの名曲ランキング第5位は「みだれ髪」です。「みだれ髪」は、1987年12月10日リリースの楽曲です。

福島県の灯台をモデルにして歌われたものです。美空ひばりさんは1987年に特発性大腿骨頭壊死症によって、入院していましたがその復帰後初めの楽曲として披露されました。

女性の色っぽさと、報われなかった恋心が切ない歌詞です。女性の悲しさがひしひしと伝わってきます。

4位「真っ赤な太陽」

美空ひばりさんの名曲ランキング第4位は「真っ赤な太陽」です。「真っ赤な太陽」は、1967年5月25日にリリースされた楽曲です。

140万枚を売り上げるミリオンセラーとなり、美空ひばりさんの歴代シングル売上の第4位になります。美空ひばりさんの代表曲のひとつです。数々のアーティストにもカバーされています。

真夏の暑くて激しい恋を、太陽に例えた楽曲で、その2人の情熱が伝わってきて、とても熱い印象を受けます。

3位「人生一路」

美空ひばりさんの名曲ランキング第3位は「人生一路」です。「人生一路」は、1970年1月10日リリースの楽曲です。

美空ひばりさんがテレビで披露する際には好んで歌っていたと言われています。1969年第11回日本レコード大賞や1979年紅白歌合戦でも歌われたことから美空ひばりさんの代表曲のひとつとして知られています。

人生について歌った楽曲で、苦しくとも悲しくとも負けずに人生を歩む覚悟を歌っています。美空ひばりさんの力強い歌声が、印象にのこる楽曲です。

2位「愛燦燦」

美空ひばりさんの名曲ランキング第2位は「愛燦燦」です。「愛燦燦」は、1986年5月29日リリースの楽曲です。

CM『味の素』のバック音楽として歌われたこの楽曲。「家族愛」をテーマにしてつくられました。

美空ひばりさんがなくなった後も、愛され続けている楽曲で、紅白歌合戦では美空ひばりさんとゆかりのある歌手が披露するなど、美空ひばりさんの代表曲です。

包容力のあるような歌詞で、全てをそっと包み込むような優しさが感じられ、心温まる楽曲です。

1位「川の流れのように」

そして、気になる美空ひばりさんの名曲ランキング第1位は「川の流れのように」です。「川の流れのように」は、1989年1月11日リリースの美空ひばりさんの代表曲です。

美空ひばりさんが生前最後にリリースしたシングルでもあり、150万枚を売り上げるミリオンセラー、2019年には205万枚を売り上げるなど美空ひばりさんの歴代シングルで最高の売り上げを誇っています。

第31回日本レコード大賞では金賞と作曲賞を受賞し、美空ひばりさんには特別栄誉歌手賞が授与されました。誰もが知る名曲として、日本の音楽界の歴史に刻まれました。

人生を川の流れにたとえ、その生き様を描いています。美空ひばりさんの力強く美しい歌声が、強く人々の印象に残りました。