■4年連続の寺田、レジェンドの帰還も……

 そのほか、ルシファー吉岡は芸歴制限によって「締め出された」常連組の1人。今回、6回目のファイナルとなるレジェンドは、準決勝トップ出番という不利もものともせず順当に上がってきた。

 マセキ芸能社に所属し、バカリズムの流れを組む寺田寛明は4年連続4回目のファイナル進出という快挙。フリップ芸に独自の進化を与え続けるピン芸人だ。

『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝し、飛躍を果たしたヤーレンズと同じケイダッシュステージ所属のサツマカワRPGも3年連続3回目のファイナル。昨年の『R-1』を芸歴10年のラストイヤーで迎え、会見の場で制限撤廃を求めて熱弁を繰り広げたことも記憶に新しい。

 21年、22年に続いて3回目のファイナルとなったkento fukayaは、この春から大阪よしもと漫才劇場を卒業し、上京が決まっているだけにこのチャンスをつかみたいところ。ユニット「らぶらいken」としての活動も知られており、同じく準決勝に残っていた今井らいぱち、2回戦で敗退したらぶおじさんの思いも背負う。