ファンにとっては一生の思い出になりそうな賞品を選ぶか、粗品に金を貸せる可能性を選ぶか。それが「太客ビンゴ」の内容である。
「俺に金を貸せる器なのかを、見定められる機会」
この「太客ビンゴ」を、粗品はそう言った。
ずっと何を言ってるんだろう。粗品に金を貸せる器ってなんだ。
この企画がリスキーなのかキャッチーなのか、もはやわからなくなってくる。ポップなのか下世話なのかもわからない。
ただひとつ、粗品がまた粗品にしかできないお笑いをやろうとしている。そしてとりあえず2nd Stageまでは、すごくおもしろい。今のところ、それしかわからない。
(文=新越谷ノリヲ)