――豆本を読んだ後、お子様のトイレの仕方に変化や成長はありましたか?
志士ノまる:ぶっちゃけて言うと、彼はあまりハマらなかったみたいです(笑)。今まで息子のために何冊か本は作っていて、トイレに行ってくれなかった時期はどうにか行ってもらおうと『ちっちがでるぞ トイレにしゅっぱつ』という絵本を作りました。
息子は電車が大好きなんです。だから、今までの絵本には電車がモチーフの絵をどこかに必ず入れていました。『ちっちが~』には「トイレえきにとうちゃく!」という描写もあるし、すごく読んでくれましたね。今回の豆本には電車が出てこないので、空振りでした(苦笑)。
――息子さんのトイレが上達するように、今までいろいろな試みを行ってきていたんですね。
志士ノまる:それはもう、いろんなことをやってきました。おまるを買ったり、ご褒美シール制度にしたり、トレーニングパンツで濡れたら気づくようにしたり。でも、基本的には全部ダメでした。結局、知能が成長することによって理解ができ、トイレを成功するようになったみたいです。普通の子より理解に時間はかかるけれど、やっと去年ぐらいからわかってきました。
――ママの立場からすると、成長するまでの間はかなりヒヤヒヤされたでしょうね……。
志士ノまる:いや、もう本当に。「どうしたらいいんだろう?」と途方に暮れてしまうほどでした。
◆トイレ以外にも絵本で教えたいことはたくさんある
――息子さんが成長するにしたがって、トイレでできることは増えていくと思います。この先、本の内容を変えて改訂版を作る予定はありますか?