俳優・間宮祥太朗主演の10月25日公開映画『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』が、公開2週目にして早くもトップ10圏外に転落した。11月5日に発表された「全国週末興行成績ランキング」(興行通信社調べ、11月1~3日)で明らかになった。
同映画は2013年から2017年にかけて「週刊少年マガジン」(講談社刊)で連載されていた漫画『ACMA:GAME』を日本テレビが実写ドラマ化。間宮主演で『ACMA:GAME アクマゲーム』として今年4月期の連続ドラマとして放送した。
だが、ドラマ化にあたり原作では高校生だった主人公の年齢を27歳の青年に変更され、内容も大きく改変されたことに対して原作者がSNSで不満を綴る事態も。
こうした影響もあってか、ドラマは世帯平均視聴率が3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり、映画に関しても原作ファンを中心に公開前から興行成績に疑問の声が挙がっていた。
映画ライターはこう明かす。
「インターネット上では『視聴率が振るわないドラマをなぜ映画化するんだ?』といった意見も多く見受けられましたが、最近の日テレではスケジュールを押さえるのが難しい人気俳優をキャスティングする際、当初からドラマだけでなく、その劇場版に関してもセットでオファーする戦略をとるケースもあるようです。局サイドとしてはドラマとともに劇場版も同時に撮影することで制作費を抑えることができ、他方、芸能事務所サイドはギャラを上乗せできるというメリットがある。ただし、広瀬すず&櫻井翔W主演の『ネメシス』や竹内涼真主演の『君と世界が終わる日に』のようにドラマの視聴率が不調でも映画化せざるを得ないといったケースも出てきており、今回の『ACMA:GAME』もその最たる例でしょう」
『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』に関しては公開初週こそ4位と想定外の健闘を見せたものの、2週目にして早くもその勢いに陰りが見えはじめている状況だが、その一方でこんな話も……。