記念事業の一環として、市内飲食店の協力のもと「食べようオーデンセ」「食べよう西安」キャンペーンも12月1日(日)まで実施中だ。

船橋市民が姉妹都市・友好都市である両市を身近に感じ、興味や関心を持つ機会として実施しているもので、市内のカフェやベーカリー、中華料理店など約40店舗が参加している。

オーデンセ市でよく食べられる料理のひとつ「ホットドッグ」

デンマークでポピュラーな飲み物「エルダーフラワーコーディアル」

オーデンセ料理では、デンマーク風ミートボールやホットドッグ、エルダーフラワーから作られたシロップを使ったドリンクなど。

西安市の定番名物「水餃子」

西安市の名物B級グルメ「肉夾饃」

西安料理では水餃子や西安ハンバーガーこと肉夾饃(ロージャーモー)、刀削麺など、多彩な料理が各店舗で味わえる。店舗ごとの詳細は船橋市公式サイトで確認可能だ。

船橋市とオーデンセ市

船橋市は、1989年4月にデンマーク・オーデンセ市と姉妹都市提携を調印。1994年11月に中国・西安市と友好都市提携を調印した。

オーデンセ市は、世界的に有名な童話作家のH.C.アンデルセンの生誕の地として知られるデンマーク第3の都市。かつては商業都市として、現代で酪農・造船業・食品産業などが盛んで、先進的な福祉政策にも注力している。

船橋市との交流のはじまりは1984年。オーデンセ市長一行がコンピューター高度利用の視察で訪れたことをきっかけに、1989年に姉妹都市提携が結ばれ、国際交流はもちろん、福祉、環境問題などさまざまな分野での交流を続けてきた。

船橋市と西安市

西安市との交流も40年以上前にさかのぼる深いものだ。

3100余年の歴史を持つ西安市は、かつては長安と呼ばれており、シルクロードの起点として三蔵法師が旅を始めた場所としても知られており、現代では中国の西北地方最大の都市で工業や産業も盛んだ。

また、明代に築かれた西安城壁や秦の始皇帝陵、兵馬俑など、古代からの文化遺産が世界中の人を惹きつけてやまない。