岐阜県内には3,200を超える神社があります。特に県南部に位置する美濃地方は、斎藤道三や織田信長といった戦国武将ゆかりの地であり、武将からも信仰を得た歴史ある神社も多くあります。
【1】南宮大社(不破郡垂井町)
天照大神の兄神に当たる「金山彦命(かなやまひこのかみ)」を主祭神としてお祀りしているお社。歴史も古く、平安時代には美濃国の一之宮として知られており、地元の方々からの信仰を多く集める神社です。
関ヶ原の合戦の際に一度焼失してしまいましたが、1642年、徳川家光によって再建されました。江戸時代の代表的な寺社建築の構造物(本殿・拝殿・楼門など)が残っており、国の重要文化財にもなっています。
ご利益:金運・商売繁盛
【2】結神社(安八郡安八町)
社名の通り「縁結び」にご利益のある神社として、多くの方が参拝に訪れる神社です。平安時代の創建(奈良時代との説もある)と歴史も古く、鎌倉時代には鎌倉と京とを結ぶ交通の要所に位置し、結大明神として知られた神社です。
織田信長が「結大明神」を信仰しており、長篠の戦いの際に戦勝祈願を行った神社でもあります。
ご利益:縁結び・勝負運
【3】伊奈波神社(岐阜市)
岐阜市内の中心地に鎮座し、初詣などで多くの参拝客が訪れる岐阜市内を代表する神社の一つです。
武内宿禰が稲葉山の北西に「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」を祀ったのが始めとされ、西暦672年に起きた古代日本最大の内乱と言われる「壬申の乱」の際に天武天皇が戦勝祈願したと伝わる歴史ある神社です。
1539年に斎藤道三が稲葉山城を築城するにあたり、稲葉山城の鎮守として現在の場所に遷座し、今に至ります。
ご利益:勝運・商売繁盛・安産・交通安全
【4】金神社(岐阜市)
文字通り「金運」のほか、「財運」「産業繁栄」「商売繁盛」にご利益があるとされ、篤い信仰を集めている神社です。
創建は古く西暦135年と伝えられており、主祭神として伊奈波神社の主祭神である「五十瓊敷入彦命」の妃である「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」をお祀りしています。
ご利益:金運・財運