公開後の勢いが衰えなかった『シン・ゴジラ』、一方で『シン・ウルトラマン』は……

 『シン・ゴジラ』は最終興収82.5億円を記録し、日本国内の歴代興行収入トップ100入りを果たした。『ゴジラ-1.0』はその成績を上回るのではないかと期待されているが……。

「たとえ初動が良くても、『シン・ゴジラ』超えはそう簡単なものではありません。というのも、『シン・ゴジラ』と同じ『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』シリーズ(通称『シン』シリーズ)で22年5月に公開された『シン・ウルトラマン』(主演:斎藤工、監督:庵野秀明氏)も、初日から3日間で動員約64万人、興収約9億9300万円と好発進。『シン・ゴジラ』との対比は、動員113.5%、興収117.2%と話題になったものの、最終興収は44.4億円に留まりました」(同)

 『シン・ウルトラマン』は2週目で興収20億円、4週目で31億円を突破したと伝えられていたが、『シン・ゴジラ』は2週目で21億円、4週目には45億円を超えた。

「このように、『シン・ゴジラ』は公開後の勢いが衰えることなく、興収を伸ばしていました。『ゴジラ-1.0』も口コミを広げて新規客を呼び込むこと、またどれだけリピート客を生むかが、“『シン・ゴジラ』超えの大ヒット”のカギになってくるでしょう」(同)