東京でのギャラは大阪の2~3倍ともいわれており、今月配信された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演した昨年の『M-1』王者・令和ロマンの高比良くるまは、その現状を「お笑いは資本主義じゃなかったからこそ大阪が本場として成り立ってたのに、東京の方が儲かることがバレて芸人が大量に東京進出してしまって、お笑いが資本主義の中でやる業種になってしまった」と分析している。

 ダブルヒガシは上京について昨年、東京での初単独ライブ『マドンナ!』を開催した際に、「一度は勝負したいという気持ちもあるが、今はまったくない」と語っており、天才ピアニストも「『ytv(漫才新人賞)』を獲らないと大阪を出られない」と明かしていたことがある。

 いずれにしろ、関西での賞レースはほぼ総なめ状態の2組だけに、やはり今年の『M-1』の結果次第といったところだろうか。

(文=新越谷ノリヲ)