◆「若い人のほうが良い」というおかしな常識
日本では何かと「若いほうが良い」という固定観念があります。
たとえば、政治家を見ても、同じような条件の候補者がいるならば「若いほうが柔軟な考えができて良い」「若い人のほうが熱心に働いてくれるはずだ」などと言って、持ち上げる傾向があります。
ただ、国の政治について、若い人のほうが国民の気持ちが分かるとは限りません。
実際のところ、若くして政治家になる人は、権力者によるバックアップが非常に大きいため、市民よりも権力者の言いなりになってしまうことが多々あります。
でも、大切なのは、人々の気持ちをくみ取って、政策に反映する力なのに、若い政治家に注目しがちです。これに対しても、日本の高齢者への根強い差別を感じざるを得ません。
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