自己開示ができないその心理とは?
自己開示ができない場合というのは、どんな心理が働いているのでしょう?これは、いい大人でも、その場面によって、なぜか黙りこくってしまうことがあります。
例えば、大勢の中にいる場合や、突如初めて人と出会った時にも、よくありがちですよね。
でも、ここでも必要に応じて、自己開示に一歩踏み出さなければ、自分の存在を目の前の人に知られずに、何かが起こっても誰も助けてくれないでしょう。ある意味、安全な世の中だからともいえます。
その心理を探ってみると…
・自己開示ができない心理①
「傷つくのが怖い!」「誰かに批判されるのが嫌だ!」
・自己開示ができない心理②
「人からよく思われたい」と思っている
・自己開示ができない心理③
「世間体や人目がつい気になってしまう」「目立ってしまうとかっこ悪い!」
多かれ少なかれ、この心理は誰にもあるものかもしれません。
自己開示が苦手な人の特徴①黙ったまま?
サイレントベビー(欲してるのに黙っている子)という言葉を聞いたりすることがありませんか?
でも、これはある意味、大人でもあり得るような気もします。大人であれば、自己開示もせずに黙っていては、社会生活がままならなくなってしまいますよね。
おそらく、自己開示が苦手な人というのは、幼少時から親に厳しく抑えられたりすることが多くて、自分のしたいことをうまく言えずにきてしまったことも考えられます。
何かを訴えたり、声をあげて言いたいことを言いたくても、「攻撃されるのが怖い」という心理から、何も言えなくなってしまうのです。
これがあまりにも過ぎると、仕事や恋愛をする時に、どこかで弊害が出てきてしまう場合もあるでしょう。もしそんなトラウマを持っていそうな人がいたら、まず話を聞いてあげることです。
自己開示が苦手な人の特徴②反応が冷めてる
時々「コミュニケーションが取りにくいな…」と感じる人がいたりします。大概決まって、そういう人と話していても、返される反応が無表情で「ふう〜ん…」「あ、そうですか…」などと、関心があるのかないのか、その心理が掴みづらいことが多いかもしれません。
「もしかしたら、嫌われているかも…?」と思ってしまう場合も。返報性でいうと、悪い例ですよね。
これが仕事となると、ちょっと困ってしまいます。何かあった時、その人に聞くのをためらってしまったり…。特に男性だった場合、「この人は、どんな恋愛の仕方をするのかな?」と思ってしまいますよね。
でも、その人からすれば、黙々と物事をこなす習慣が出来上がっていて、コミュニケーション慣れしていないだけなのかもしれませんが。たまには、周りと話すことも意識していかないと、ずっと誤解されてまま、損してしまうかも?
自己開示が苦手な人の特徴③自分から出ない
例えば、男性・女性関係なく1対1で居合わせた場合、こちらから切り出さないと、何も言わない人がいたりします。いくら自己開示しても、相手から返ってくる言葉は一言二言で終わってしまい、会話のキャッチボールができない…というパターンです。
これも、コミュニケーションとしては成立しないですよね。元々、人と接すること自体があまり好きではないのかも?しれません。
でも、もし仕事をする時に、この自己開示もろくにせずに望んでしまっては、相手は「ちゃんとこちらの言ってることが理解されているのだろうか?」と不安になってしまうでしょう。
たとえ仕事をするのに能力が高くても、同じように「能力が高くてコミュニケーション力のある人」が他にいたとしたら…。相手はどちらへ仕事を頼みたいと思うか、ということです。
自己開示が苦手な人の特徴④自信がない?
自己開示ができない原因の一つとして「自信がない」ということもあげられますよね。この「自信が持てない」と悩んでいる人も、男性・女性関わらず、けっこういるのではないでしょうか。
例えば、無意味にも他の誰かと比べたりして、自分の方が劣っていると感じてしまうと、途端に弱気になり、自己開示ができない心理状態に陥ってしまったり…。
かといって、あまりに自信満々な態度でも嫌われてしまう恐れも私たちにはありますよね。なんとも難しい…!
けれども、オドオドとした態度では、相手は「この人、大丈夫かな?」と思われてしまいかねません。また、恋愛事で、男性が女性に話しかける時に、挙動不審のような態度で来られては、やっぱり男性の魅力は感じにくいでしょう。
もし、自信がないと感じているのだとしたら、いろんな体験をする事で自ずと身に付いていくものです。