◆2023年7月、WHOがアスパルテームに発がん性の可能性示す
知っておくべき事実の一つ目は、人工甘味料「アスパルテーム」についてです。2023年に大きく報道されたので、記憶に残っている人もいるかもしれません。
2023年7月14日、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、低カロリーの炭酸飲料や清涼飲料水、食品などに広く使われている人工甘味料「アスパルテーム」について、“発がん性がある可能性がある”との見解を示しました。
アスパルテームは、IARCの4分類において下から2番目の「2B」に分類。これはガソリンを使用したエンジンの排ガスや鉛などと同じレベルにあたります。
一般的に使用されている量では安全性に大きな懸念はないとしているものの、潜在的な影響が報告されており、より多くの優れた研究によって調査する必要があると説明しました。
このニュースをどう捉えるかは人それぞれですが、自分や子どもが飲んでいる飲料にアスパルテームが含まれているかどうかを確認する機会としても損はないでしょう。
炭酸飲料やジュース以外にも、チェック対象を飲むヨーグルトなどに広げてみると、理解が深まるでしょう。
※参照:内閣府 食品安全委員会 アスパルテームに関するQ&A