おしゃれは自由。
だけどTPOをわきまえたほうが良いシーンは、世の中に多々あります。
今回はそんな世の中の常識は無視!自分自身を楽しむ自由すぎる人のエピソードを紹介します。
◆テーマカラー紫の強烈ママ
青木美香さん(仮名・47歳)の中学校には、ひときわ目立つママ、Yさんがいました。
その人は一言でいえば「80年代の工藤静香風」。
さらに今どきなかなか手に入らなさそうなボディコン風タイトスカートを履きこなし、彼女のテーマカラーは「紫」。常に紫色のファッションに身を包んでいます。
◆さまざまなあだ名を冠する強烈ママ
その風貌からママさんたちの間でついたあだ名は数知れず。「静香」「ジュリアナ」などあれこれとあだ名がつき、そのどのあだ名でも彼女だとわかってしまう強烈ぶり。
性格もなかなか強烈で、年度初め恒例のPTA役員決めでも「わたしはできません」の一点張り。
くじ引きで決めようと言っても断固拒否。彼女を説得するほうが時間がかかると、毎年彼女抜きで役員決めが行われるのだとか。
「見た目も性格も強烈なので、あまり関わらないようにしていましたが、ときどき、突然Yさんに話しかけられるんです。その内容はほぼ自慢。おうちがお金持ちなようで今度海外に行くだとか、お子さんがいい塾に行ってるだとか、『そうなんですね』としか言えない話を延々と。自分が話してスッキリしたら、じゃあねと帰ってしまうので、本当に謎な人です」
危害を加えられるわけではないけれど、とにかく強烈。そんな彼女とはその後子ども同士が同じクラスにならないまま卒業式を迎えました。
◆卒業式に現れたのは…
その卒業式はYさんの登場で話題沸騰。
「地元の中学の卒業式なので、みなそれなりのフォーマル姿で参列しますが、Yさんは期待を裏切らない『全身紫』。しかもしっかりと膝上のミニ、攻めのピンヒールという『戦闘モード』で登場したものだからママたちの話題をかっさらいました」