■毒性はないものの激痛

女児の膣に入り込んだヒルは、内側からの彼女の血をたんまりと吸いました。

大人が皮膚の上から血を吸われるだけでも十分痛いのに、あれが体内から…と考えると彼女の苦しさは十分に理解できるでしょう。

治療を担当した医師は「女児の身体に入った蛭自体に毒性はなく、血を満足に吸ったら勝手に出てくる特性を持っていたため、
自然治癒を待つ程度で問題ありません」とコメント。

念のため精密検査を行った結果、大きな病にはつながらないことが判明したそうです。

■日本でも注意したい

とはいえ、ヒルの幼虫は体積がとても小さく、肉眼での確認が困難です。

川や湖などに生息している可能性がある為、医師は「水辺のアクティビティに十分気を付けて欲しい」「むやみに川の水を飲んではいけない」と警鐘を鳴らしています。

現在タイは雨期であることから当然雨水に触れることも多いでしょう。もしかしら蛭は思いもよらない「水辺」から女児を狙ったのかもしれません。これから梅雨、そして夏を迎える日本でも「大丈夫」と思わずに気を付けていきたいものです…。